同志社 公開講演会「学生野球を語る」開催結果のご報告 2019.07.06(土)開催

Posted by on 7月 7, 2019 in 活動報告
同志社 公開講演会「学生野球を語る」開催結果のご報告 2019.07.06(土)開催

 同志社校友会北九州支部は支部創立65周年を記念し、公開講演会『学生野球を語る』を7月6日(土)にJR小倉駅新幹線口のAIM3階の会場にて開催しました。
晴天に恵まれた当日の最高気温29℃(真夏日に至らず)、絶好の講演会日和となっております。
北九州支部会員、北九州市並びに近隣の皆さま、同志社大学野球部OB会、九州共立大学の関係者の皆さま、同志社校友会福岡支部・佐賀県支部・久留米クラブの会友、関西大学校友会北九州支部の方も参加され、総勢117名の講演会となりました。
司会進行役は急きょ抜擢されました原田組織委員(平成3年商卒)となっております。

 開会の主催者挨拶の中で、校友会北九州支部の白石支部長からは以下の紹介がありました。
①九州共立大学硬式野球部の創部50周年記念行事として、平成28年8月に同志社大学硬式野球部との招待試合が行われ、同志社大学硬式野球部の北九州への遠征に合わせて、「観戦・応援事業」「スポーツ座談会」「懇親懇談会」を開催してきた経緯。
②この事業は北九州支部の3つの理念に則った中心事業であること。

◆人生の豊かさを求めて・・・同志社人として、豊かな「学縁」の拡大を図ること。
◆大学の発展を求めて・・・同志社人として、母校の発展に尽くすこと。

◆地域の成長を求めて・・・同志社人として、故郷・地域の発展に貢献すること。

白石支部長挨拶(左は司会進行役の原田組織委員)

 ◇ ◇ ◇ 対談の部
 澁谷卓弥さま(同志社大学硬式野球部監督)と上原忠さま(九州共立大学硬式野球部監督)にご登壇いただき、「今、大学野球に求められているもの」を語っていただきました。対談の部の司会進行役は九州共立大学硬式野球部・部長の長谷川 伸さまとなっております。

左より長谷川部長、澁谷監督、上原監督


 

   

 

 

 

 

 

 

 

  40年前の昭和53年の第9回明治神宮野球大会で初対戦(3対0で同志社の勝利)、九州共立大学は当時初出場、同志社大学は順当に勝ち上がっての初優勝。両監督とも松下電器産業でプレーされたことの紹介があり。大学野球を取り巻く環境、選手の資質、指導方法などでの監督の現役時代との違いをお話しいただきました。
大切なものとして、澁谷監督は「将来のリーダー作り(教育理念に則った)」、上原監督は「すべてに全力投球、野球においては勝ちを意味するが、勝つためには学業(学生の本分)と私生活が大事であること」を熱く語っていただきました。

 

 

司会進行役の長谷川部長からは、福岡県出身で同志社の卒業生で早稲田大学野球部の創設者の安部磯雄氏の紹介がありました。日露戦争中に早稲田大学野球部の海外遠征を強行し、米国から数多くの技術・練習方法を持ち帰り、それを日本全国に伝えたことが、後に「日本野球の父」「学生野球の父」と呼ばれるようになった所以のようです。
 澁谷監督は幼稚園児を対象とした野球教室、上原監督は山口へ出向いての野球教室を開催されており、チームプレーを通してのコミュニケーション能力の向上・協調性の育成に取り組んでおられ、このことは「人格形成(後の八田総長・理事長のテーマでもある)」に繋がる準備・基礎教育でもあると思いました。また、長谷川部長を含めたお三方が、「野球離れ」「子供さんへの普及活動」を言葉にしておられ、少子化はスポーツ界にとってもやはり大きな問題のようです。

「対談」と「講演」の合い間・・・




◇ ◇ ◇ 講演の部

 日本高等学校野球連盟会長職の八田英二総長・理事長(学校法人同志社)にご登壇いただき、「スポーツと人格形成」をテーマとしてご講演をいただきました。
まず、野球と関係のない自分が何故に高野連の会長職を引き受けたか?
同志社創立者の新島襄の「良心教育」は同志社の教育の原点、人格形成に積極的に寄与するという立場から、「学生野球は教育の一環」ということで会長職を引き受けたとの説明がありました。
高度な学術的な知識を得ることと同様に、クラブ活動やサークル等でどのような交流を行ったか?、人格形成においては極めて大切なことと言っておられました。
ちなみに、長谷川部長から紹介のあった安部磯雄氏も「知識は学習から、人格はスポーツから」と唱えております。まさに、八田総長・理事長も「学生野球の父」と同じ見解のようです。
 ここ最近の高野連の対応として、3年前の夏の甲子園で問題となった女子部員・マネージャーのグランドへの立ち入りを解禁、女性理事の誕生(2名)、ドリームシートの設置、タイブレーク制の導入を挙げられました。
また、今後の課題としては、球数の制限、連投への対応、夏の熱中症対策、そしてやはり「少子化(野球の普及)」を挙げられた次第です。

八田英二 総長・理事長(日本高等学校野球連盟会長)


 
 講演の最後に質疑・応答の時間が設けられ、3名(校友会会員1名、学生2名)の方から質問がありました。指導者の待遇面、プロ経験者の学生野球の指導者への道、指導者となった場合の選手との距離感といった「指導者絡み」の質問が多かったようです。

◇ ◇ ◇
 たまたま、講演会翌日の7月7日(日)の日本経済新聞の第一面コラムの『春秋』に以下の内容が記されておりました。「全国の高校の野球部員の数は5月末時点で約14万4千人。ピークの5年前から2万人超も減ったという。少子化や競技の多様化に加えて、厳しい練習や勝利至上主義を嫌う向きもあろう」。
スポーツに取り組む姿勢、価値観の変化も難しい問題のようです。

 最後にご案内です。8月18日(日)10時30分より、九州共立大学野球場にて「同志社大学 VS 九州共立大学」の交流試合が予定されております。
皆様の観戦・応援をお待ちしております。

八重も応援に
行きたいな!

 

(写真・文責 / 三城)