校友紹介コーナー~第3回、小島美央さん(平成18年法学部法律学科卒)2016.02.26(金)

Posted by on 4月 22, 2015 in 未分類
校友紹介コーナー~第3回、小島美央さん(平成18年法学部法律学科卒)2016.02.26(金)

 作年12月にスタートした「校友紹介コーナー」も早いもので3回目となります。今回は地元北九州で活躍されている女性ということで、小島美央さん(平成18年法学部法律学科卒)に登場していただきました。
 小島さんは大学卒業後に司法書士事務所の補助者やアルバイトをしながら勉強に励み、平成23年に司法書士登録、現在は大手町の「司法書士のぞみ総合事務所」で働いておられます。

 

 ゼミ・アルバイト等の学生時代の想い出、目指すべき司法書士像を語っていただきました。

 

 【 学生時代の想い出と現況 】
 同志社は、大叔母も卒業しておりまして、幼少の頃いろいろな話を聞いていましたので、ずっと憧れていました。合格から入学までの間バタバタとしてしまい、現地に行って下宿を決める余裕がありませんでしたので、カタログで決めました。結果、近鉄の伊勢田駅近くのワンルームを借りたのですが、表は近鉄、裏はJRが通る場所だったので、慣れるまでは電車の音が気になり眠れませんでした。

 ゼミは法社会学のゼミを取りました。社会の中で法律がどのように関わっているのかを知るために、実際にいろいろなお店の経営者の方に取材に行ったりしました。物を買うということ一つとっても契約ですし、法律が身近なところにあることを実感しました。それが今の私の職業選択につながったのかなと思います。

 いろいろなアルバイトも経験しました。中でも思い出深いのが、ホテルで修学旅行生の食事を配膳するアルバイトでした。大量の食器や食事を運ぶのは大変でしたが、仲間もみんな同志社生で、修学旅行生からも声をかけてもらえたりして楽しかったです。4年間も京都にいたのに私は関西弁が話せないままで、修学旅行生から「京都弁は発音が違うね」と言われたりしましたが、それは実は北九州弁で、申し訳なかったなあと思っています。

 司法書士って何?とよく聞かれますが、以前であれば不動産や会社の登記が中心業務でした。現在はそれに加え、後見(認知症などで判断能力が低下した方のサポート)、遺言、亡くなられた方の財産承継手続、借金関係の整理、離婚の相談など、身近な法律問題全般のご相談を受けることが増えてきました。私は女性からのご相談を受けることが多いのですが、相談者は離婚、相続問題など人には話しづらいことを抱えて来られます。なるべくじっくりお話をお聞きし、その中から適切な手続を選択するよう心がけています。相談して良かったと思ってもらえるような司法書士を目指して、精進していきたいと思っています。また校友会で出会った椎野さんは司法書士としても私の大先輩でして、いろいろと助けていただいています。

 校友会に初めて参加させていただいたのは一昨年の総会でした。自分ができることは小さいかもしれませんが、少しでも地域や校友会のお役に立てるよう自己研鑚に励みたいと思っております。

小島美央(平成18年法学部法律学科卒)

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司法書士のぞみ総合事務所 内

のぞみ総合事務所 内

ちょうど、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインの白岡あさ女史が炭坑経営、銀行を設立し、いよいよ日本初の女子大設立に向けて苦難に立ち向かう場面となっております。ドラマの中で「女性らしい柔らかさ」という言葉がしきりに出てまいりますが、小島さんからご寄稿いただいた文面から察するに、司法書士の仕事において、まさにそれを実践されているのだなと思った次第です。ちなみに小島さん一家の家族構成はヒロイン白岡あさ同様に、優しく頼りになる旦那様と可愛い娘様(2歳)がおられるとのことです。

奈良公園にて

奈良公園にて

 小島さんには、お忙しい中、校友紹介コーナーへの寄稿を快く引き受けていただき誠にありがとうございました。司法書士としての今後のご活躍とご一家の幸せを祈願しております。