同志社金曜フォーラム「孫文が九州に残した足跡~辛亥革命100周年を記念して」2012.1.27(金)開催

Posted by on 1月 27, 2012 in 活動報告
同志社金曜フォーラム「孫文が九州に残した足跡~辛亥革命100周年を記念して」2012.1.27(金)開催

 同志社金曜フォーラム『孫文が九州に残した足跡~辛亥革命100周年を記念して』の開会について

   平成24年の幕開けを飾る支部事業として、各界から高い評価をいただいている地域貢献事業「同志社金曜フォーラム」を一般公開で1月27日(金)に開催いたしました。
今回のフォーラムでは、定期的に事業を協働する「市職員国際交流・協力ボランティア『翼の会』」との共催で実施いたしました。

 ご登壇いただいた講師は、中国研究の第一線で活躍され、孫文研究の第一人者である「北九州市立大学大学院社会システム研究科教授の横山宏章先生」。
横山先生は、1982年に一橋大学で法学博士を取得、明治学院大学法学部で20年間、教鞭をとられた後、県立長崎シーボルト大学国際情報学部(6年間)を経て、2005年に北九州市立大学に着任されておられます。
 専攻は近代中国の政治外交史。中華民国時代の政治、特に人物研究として国民党総理の孫文や共産党総書記の陳独秀を中心に、辛亥革命以後の中華民国を主導した胡適、蒋介石などを研究されてこられました。必要に応じて現在の中華人民共和国の歴史にも触れておられます。
現在は大学院専任として主に博士論文の作成を指導されておられます。院生は中国留学生が比較的多いとのことです。著書としては「中国の異民族支配」、「長崎が出会った近代中国」など、多数執筆なされておられます。
 先生の今回の演題は「孫文が九州に残した足跡」です。昨年この孫文が先導し近代中国を拓いた「辛亥革命100周年」、そして今年は「日中国交正常化40周年」にあたり、近代中国の国父といわれる孫文の足跡を学び、今後の日中友好に生かすことは大変意義があると考えました。
このため、横山先生にご登壇いただき、孫文を物心両面で支えた九州人の生き様と両者の絆を1時間にわたりご披露いただいた次第です。
 参加者は同志社同窓、市職員のみならず、北九州市近郊のビジネスマン、研究者など40名を越える方々にご参集いただきました。

横山先生講義

 

 

 

 

 

 

 

横山先生会場風景2

 

 

 

 

 

 

 

 

 講演の後の講師を囲んでの懇親会を含め、限られた時間ではございましたが、貴重なご講演、懇談の中から、「今後の日中交流のヒントを得ることができた」「ビジネスにも大変参考となる講演内容であった」など、大変嬉しい参加者コメントを頂戴しました。
 お忙しい中にも関わらずご講演を引き受けていただいた横山先生、並びにご参加いただいた皆様にお礼を申し上げますとともに、支部事務局では、今回の事業成果を踏まえ、今後の支部活動に活かしてまいります。
 今後とも支部会員の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。