平成24年度「同志社校友会北九州支部総会」開催のご報告 2012.10.26(金)開催

Posted by on 10月 17, 2014 in 活動報告
平成24年度「同志社校友会北九州支部総会」開催のご報告 2012.10.26(金)開催

 同志社校友会北九州支部総会が平成24年10月26日(金)にフラミンゴカフェ小倉(AIMビル2階)において開催されました。
当日は、同志社より大谷総長、校友会より小嶋副会長、校友・父母課から平野課長、総長秘書の土佐様、校友会福岡支部の藤野支部長、熊本県支部の木下支部長、久留米クラブ事務局長の今村様をご来賓としてお招きし、それに同志社女子大学同窓会北九州支部より園田会長、宮田様、島田様にもご出席いただき、総勢70名での総会となりました。

◇ ◆ ◇ 総 会
<上から、山崎支部長・田上事務局次長・白石新支部長>
IMG_0205 総会においては山崎支部長の開会挨拶の後、山崎支部長を議長として、田上事務局次長から「平成24年度事業報告及び平成24年度決算報告」「平成25年度事業計画及び平成25年度予算案」が報告され、承認がなされました。

また、今年度は「同志社校友会北九州支部役員の改選」についても事務局から提案理由の説明があり、審議がなされ承認されました。今回の役員改選の要点としては、3期6年支部長を務められましたIMG_0207山崎支部長(退任後は顧問就任)から白石新支部長へのバトンタッチ、事務局が総務委員会に組み込まれ、新たに総務委員会・企画運営委員会・組織委員会の3委員会体制となること、各委員会の体制強化のための副委員長の増員を挙げることが出来ます。
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今回の役員改選で支部長に就任された白石新支部長が就任の挨拶をされ、会長職(支部長)は自分自身にとっては大役であり、大きなプレッシャーを感じているが、ここから皆さんの顔をみていると、皆さんと共に一緒にやっていけそうだと心強くも感じていると現在の心境を語られました。

 「私でお役に立つことがあれば」の気持ちで宮崎前支部長と山崎支部長のお二人に仕えてきたが、 今でもその気持ちに変りはなく、支部長となっても、その姿勢を貫くこと。
 北九州支部の3つの活動理念(豊かな学縁の拡大、母校の発展に尽くす、地域の発展に貢献)の更なる充実と発展に尽くしたいと考えていること。
 また、白石新支部長の『最終目標』は、同志社で学んだことを誇りに思い、一人ひとりが同志社人としての誇りを胸に抱き、それぞれの場所で活躍し、より良い人生を送ることが出来るようになること。それを叶えるための場として同志社校友会北九州支部があること。
  同志社校友会北九州支部の運営理念と方向性を再確認された挨拶でもありました。

 例年は、総会に会わせて講演会を開催しておりましたが、今年度は7月の「同志社大学キャンパスフェスタ」で作家の福本武久氏(1965年法学部卒)による「新島襄と妻八重-大河ドラマ『八重の桜』放映を来年に控えて-」、がんこフードサービス株式会社の小嶋淳司会長による「食の商いを通じて学んだこと」のダブル講演会を開催しました。 また、キャンパスフェスタのプレ講演会の位置づけで6月に土屋和雄同志社大学理工学部教授による「小惑星探査機 はやぶさの旅」をテーマとした講演会を開催しましたので、今年度は講演会ではなく、「同志社金曜フォーラム」の音楽プログラム「フルートとピアノの夕べ ~ 澄んだ調べを秋風にのせて ~ 」との併催での実施となりました。

◆ ◇ ◆ 演 奏 会 ♪
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<演 奏 者>
松本 優哉 様(フルート)
後藤 トモ子 様(ピアノ)

<演 奏 曲 目>
春の海(宮城道雄)、  少年時代(井上陽水)、  アシタカとサン(久石 譲)
アシタカせっ記(久石 譲)、  ジュ・トゥ・ヴ・パラスレーズ(サティ)
タイスの瞑想曲(マスネ)、  ポロネーズとバディネリ(バッハ)、  アメージンググレース
さくらんぼ(中国映画より)、 からたちの花(山田耕作)、  E a r t h (村松崇継)

 松本様と後藤様には11曲を演奏していただきました。
作曲者の個性(特徴)、楽曲が生まれた時代背景、楽曲の中で演じられるストーリー、また違う楽器で演奏された場合の聴きどころなども演奏前に松本様からご説明があり、非常に心癒される時間を過ごすことが出来ました。

◇ ◆ ◇ 懇 親 会
総会及び音楽プログラムを経て懇親会(同志社の集い)となり。まず、ご来賓を代表して同志社総長の大谷様にご挨拶を頂戴しました。

< 大谷総長よりご挨拶 >
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 同志社校友会北九州支部の総会開催、心からお祝いを申し上げ、関係者皆様方のご尽力に対して敬意を表します。
山崎支部長の長きに渡るご尽力に対して厚く御礼を申し上げると同時に、白石新支部長からは先ほど心強い言葉をいただいたので、これからも宜しくお願い申し上げたい。
また、今年7月に開催された「キャンパスフェスタ」に関しましては、改めて支部関係者のご協力・ご尽力に厚く御礼申し上げます。

 学校法人同志社は、2つの大学、4つの高校、4つの中学、2つの小学校、幼稚園、インターナショナルスクールを擁する学園(14の学校、約42,000名)となりました。
大学においては現在の13学部が来年度には14学部となり、学生数は28,000名を超えます。
 大学の動きで特に紹介したいことは、文系学部はこれまで京田辺にて2年生まで授業を行なっていましたが、来年度からは今出川校地で行なう点であります。約7,000名の学生を京田辺から今出川に戻すことにしました。
新しい建物として、今出川キャンパスに「良心館」、烏丸キャンパスに「志高館」が出来ます。
10月29日が竣工予定となっておりますので、11月11日の「ホームカミングデー」当日にはご覧いただけるので、ぜひ皆様にはお越しいただきたいと思っております。
【ホームカミングデーの詳細はこちら】   http://www.doshisha-koyu.net/

 このようにハード面においては、同志社は頂点に達していると言ってもよいわけですが、新島が目指した『良心教育』等のソフト面において、現在の学生・生徒達の血となり、肉となっているのかを自問自答した場合に、一抹の不安を感じます。
「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」の3つの主義を基にした『良心教育』を更に進めて行かなければならないのです。
 現在の高校卒業者数は106万人、あと15年も経てば100万人を下回ると云われております。
そうなった場合に、希望者全員を受け入れても良いのか?。そうではありません。同志社は同志社教育に値する学生を迎えたいのです。そのためにも、ソフト面を充実させて行かなければなりません。

 日本では、今まで豊になれば良いという考え方が主流でしたが、これからは心の時代です。
まさに同志社人の活躍の時代です。
 来年の大河ドラマ「八重の桜」にも期待出来ます。八重に関しては、作家の野坂氏とサンデー毎日で対談を行いました。
八重には3つの段階があります。幕末のジャンヌダルク(会津時代)、ハンサムウーマン(新島襄と生活を共にした時代)、日本のナイチンゲール(日清・日露戦争での篤志看護婦時代)です。

 校友会青森県支部では、「『八重の桜』を見ましょう」と、年賀状に書くことが決議されたそうです。
この件に関しては、北九州支部の皆様にも宜しくお願いしたいと思っております。
同志社は東北ではまだまだ知名度が低く、これから全国区になるためにも「八重の桜」には期待しております。

 私(総長)から皆様へのエールとして、同志社人として堂々と生きて行ってほしい。
最後に、ここにおられるお一人お一人のご健康とご多幸をお祈りして、御礼の挨拶に代えさせていただきます。

< 小嶋副会長により乾杯の音頭 >IMG_0269

 大谷総長のご挨拶のあと、祝電が披露されました。その後、7月の「キャンパスフェスタ」でもご講演をいただいた小嶋淳司校友会副会長の「校友会の今後の発展と出席者のご健勝」を祈願しますの乾杯の音頭で宴席突入となりました。

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< 初参加者5名の紹介 >IMG_0280
< 山崎支部長と白石新支部長への一曲 >
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< 山崎支部長ご挨拶・ご夫妻での記念撮影 >
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 総会で新体制のご承認を頂き、支部長を退任させて頂くことになりました。
30歳でUターン帰郷して、3代の支部長に仕え、宮崎前支部長の後を受けて3期6年、支部長の大役を務めさせて頂きました。
 「還暦」に就任し、現役世代と高齢世代の節目の齢の「緑寿(66歳)」で退任をさせて頂くことになりました。若い北九州支部の運営を承継していくための条件の一つとして、「緑寿」は支部長の定年に相応しい齢だと考え、身をもってこれを断じました。

 支部の活動は36年の長きにわたって関係してきましたが、支部長としてのこの6年間、私なりに「校友会とは?」「支部活動とは?」を考え、「若い、元気のある支部創り」そして、「志のある支部活動の実践」を目指して微力を尽くしてきたつもりです。
皆さんのご理解とお力添えを頂き、今、この大きな課題に一つの方向を見出すことが出来たように思っています。
 時代の流れと共に変化していく支部の運営環境を踏まえながら、「学縁」の時代的価値と解釈の仕方を考え、「北九州支部の3つの活動理念」を創り、これを実践していくことで支部活動を進めてきました。
3つの理念は、
1) 人生の豊かさを求めて > 同志社人として、豊かな「学縁」の拡大を図ること
2) 大学の発展を求めて  > 同志社人として、母校の発展に尽くすこと
3) 地域の成長を求めて  > 同志社人として、故郷・地域の発展に貢献すること  です。 

 今振り返ってみますと、その根本においては、「同志社建学の志」に導かれ、その行動においては、「今なお200年の同志社創りの過程にある」という認識に支えられていたと言うことを強く感じます。
支部校友がこの運営理念を自得し、学縁の力を繋いで、「志」ある同志社校友会北九州支部の活動を続けて行って頂きたいと思います。
 同志社は法律によって出来た大学ではありません。思想によって「志」をもって出来た大学です。
「同志社人の誇りをもって自らを律し、常に同志社を感じながら、それぞれの故郷の発展に尽くすこと」それを実践する場が、校友会支部活動ではないかと思います。

 私は不肖者で、意識して同志社に進んだわけだはありません。ところが、齢を重ねるに従って、「良心の教え」や「ピュアーな青春の時空」である同志社への思いが強くなってきたように思います。
「変らない心の支えを持つこと」「帰って行く所があるということ」は、本当に幸せな事だと思います。
今は、同志社に「学縁」を結び、皆さんとの「絆」を頂いたことに感謝したい気持ちで一杯です。

 お蔭様で、北九州支部は本当に若い方々が中心に支部を運営して頂いています。
今年もまた若返り、新役員の平均年齢も40歳ぐらいだと思います。逆に、昭和が遠くなった感が拭えません。これからの私に課せられたミッションは、シニアの再構築ではないかと思っています。

 総長のご挨拶、そして小嶋副会長のお話のように、今、同志社は「同志社建学ルネサンスの開花宣言」よろしく、この100有余年の中で最も充実した鬨を迎えていると思います。まさに200年の大計を為すための全ての準備を終え、その完成に向け、残された半世紀に大きな飛躍を期待しています。
 私たち北九州支部もその中にあって正しく役割を果たして行かなければならないと考えます。
 後顧に憂いはありません。後は白石支部長以下、志を持った若い方々に託し、心置きなく役割を終えさせて頂きたいと思います。本当に長い間、ご支援とご協力を賜りありがとうございました。

< 栗山監事を中心に参加者全員でのカレッジソングの斉唱 >
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< 山崎支部長リクエストによる逍遥歌 >
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山崎支部長による退任挨拶の後は、栗山監事が指揮をとられ、肩を組んでの参加者全員でのカレッジソングの斉唱。山崎支部長リクエストによる逍遥歌と続き、楽しい一時を過ごすことが出来ました。

 今年の総会へは山崎支部長夫妻を含めて4組のご夫婦が参加されており、逍遥歌の際に急遽ピアノにて伴奏をしていただいた松尾様は、企画運営委員の松尾様の奥様。また、初参加者5名の中にも1組のご夫婦がおられるなど、今回の総会が例年になくカジュアルで家庭的な雰囲気であった点は4組のご夫婦の参加のお陰でもあったようです。

< 城水副支部長 >IMG_0312

 議案審議・承認(狭義の総会)、音楽プログラム、懇親会へと進んだ今年度の総会も閉会の時を迎え、城水副支部長の閉会挨拶となりました。

 まず、本日の音楽プログラムで演奏をしていただいた松本様と後藤様へお礼の言葉を述べられ、やや照明を落としたこの空間の中でお二人の演奏を聴いているうちに、学生時代に京都の「フランソア」や「築地」の喫茶室で、コーヒー一杯で友人と長々と喋り込んだことを想い出しましたと、城水副支部長ご自身の青春時代の一ページのご紹介がありました。
 また、今回の総会にご臨席いただいた同志社総長の大谷様、校友会副会長の小嶋様、福岡・熊本・久留米の支部長様、同志社女子大の方々に対して、校友会北九州支部総会に「格調」と「華」を添えていただいたと、改めて感謝の言葉を述べられた次第です。

 大谷総長からの大学の近況報告等を聞いて、同志社人としての「誇り」を強く感じたこと、200年の大学創りの中で「良心」「自治自立」等のキーワードが叫ばれているが、自分自身としては「志」とい言葉が一番好きであり、「志を継承し、未来に繋ぐ」 この言葉にはジーンと来る感極まるものが存在すると言われました。
 北九州支部の「志」は3つの活動理念。この「志」をぶれることなくしっかりと守りながら、その時代背景とそこで生きる人々に合わせて、少しずつ変化(進化)させて行けば50年・100年の歴史に繋がり、まさにこのことが今を生きる私達の役目であるとを力強く述べられた次第です。

 今回の総会で山崎支部長が退任され、城水副支部長ご自身のお気持ちとしては同時期に副支部長を退任する予定とされていたようですが、副支部長の職を継続していただけることになりました。
 閉会挨拶の最後の方で言われた「新執行部の少し横にいて、引継ぎを見守って行くのも私の役割かなと思っており、若い方々が増え、これから支部にどんな新しい風が吹くのか大変楽しみです」のお言葉、支部運営に携わっている私達に何とも言えない安心感を与えて下さったような気がしました。
 そして、最後に「皆様には今後とも支部運営にご支援、ご協力を頂くことをお願い致しまして閉会のご挨拶とさせて頂きます」との城水副支部長の挨拶にて、今年度の総会は終了となりました。

 同志社大学同窓の「学縁」の絆を紡ぎながら、肩の張らないコンサートと世代を超えた同窓との交歓を楽しむをモットーに開催された今年度の総会。普段着といかないまでも多少カジュアルな雰囲気の中での総会となりました。
3期6年支部長を務められ、同志社校友会北九州支部の一時代を築かれた山崎支部長の退任式ということもあり、非常に記憶に残るであろう今年度の総会でもありました。

 同志社校友会北九州支部の総会にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。是非、来年もご参加ください。